大腸がん-がん種別研究データ

大腸がん
大腸がんイメージ図

この度はがん治療ネットをご覧頂きありがとうございます。

このホームページに辿り着いたのは、大腸がんと診断された方、そのご家族の方、ご友人の方だと推測します。

大腸がんは、外科手術、放射線治療、抗がん剤という三大治療が標準治療となっております。しかし、進行がんの場合や三大治療だけでは完治できない場合が残念ながら多くあります。

がん治療ネットは、現代の西洋医学を柱に補完代替医療としてすでに多くの医師がフコイダンを臨床に取り入れている『フコイダン療法』を第4のがん治療方法として推奨しております。

がん種別研究データ集は吉田医院・古賀クリニックでの臨床データをもとに各医院の臨床協力企業の情報提供のもと作成されました。

大腸がんに対してのフコイダン療法の取り組み方や、臨床例などが含まれており、大腸がん治療の後悔なき選択としてご参考いただけると思います。

是非、ダウンロードしてご覧下さい。

解説

大腸がん

大腸は「結腸」と「直腸」からなるので、大腸がんを発生部位によって区別するときは、その場所に応じて「結腸がん」または「直腸がん」と呼びます。大腸がんはその形態によって大きく2種類に、すなわち腺がんと、表在腺のがんに分けられます。大腸がんの90〜95パーセント占めるのは、粘膜層の腸線に発生するがん(腺がん)です。
これは、大腸の内側にできるポリープ(良性腫瘍)一部ががん化、すなわち、悪性腫瘍へと発展し、腸壁の内部まで浸潤していくものです。通常、ポリープが大きいほど、それががんに変わる確率が高くなります。しかし、このタイプの大腸がんは比較的発見が容易です。またポリープががんに変化する間でには何年もかかるため、ポリープのうちに切除すればがんを予防することができます。
これに対し、もう一方の表在性のがんは、はじめから粘膜表面にそってがん病巣が広がります。そして、腸壁の内部に広がったり、腸の外側に飛び出したり、しないため、通常の造影剤を用いたX線撮影などでは発見しにくく、かなり進展するまで気付かないことが少なくありません。しかし近年、大腸がんの検査技術は急速に進歩しており、最近では、初期がんでも発見率が80パーセントを超える検診法開発されています。

人工肛門

直腸や大腸の一部を摘出手術した場合、正常な大腸の一端を穴をあけた腹壁に結合したときの便の排出口のことを人工肛門といいます。

抗がん剤

FOLFOX療法(フォルフォックス)(5-FU+レボホリナート+オキサリプラチン)

FOLFOX療法は切除不能・転移大腸がんの一次療法として位置づけられています。蓄積性の末梢神経障害とアレルギーが問題となることが多い。
点滴投与総時間
140分+5-FU持続静注46時間(CVポート使用)
1サイクル期間
14日毎
総サイクル数
可能な限り継続 (術後補助療法は原則6ヶ月)
副作用
悪心、嘔吐、倦怠感、神経障害、骨髄抑制


FOLFIRI療法(フォルフィリ) (5-FU+レボホリナート+イリノテカン)

FOLFIRI療法は切除不能、転移大腸がんの一次療法として位置づけされています。 FOLFOX療法が一次療法として選択されることが多いが効果は同等と考えられています。FOLFOXに比べて抹消神経障害が少ないが下痢の頻度がやや高い。
点滴投与総時間
140分+5-FU持続静注46時間(CVポート使用)
1サイクル期間
14日毎
総サイクル数
可能な限り継続
副作用
悪心、嘔吐、倦怠感、骨髄抑制、下痢、腹痛、皮膚障害


IRIS療法(アイリス)(TS-1+イリノテカン)

オキサリプラチンベースの化学療法不応となった症例に対する2次療法としての治療候補。FOLFIRI療法と同等で5-FUとレボロリナートの代わりにTS-1を使用することでCVポートが不要な点が利点。
点滴投与総時間
110分 (TS-1朝夕食後内服)
1サイクル期間
イリノテカン15日毎 TS-1 28日毎
総サイクル数
可能な限り継続
副作用
吐き気、骨髄抑制、下痢、倦怠感、発熱、口内炎、食欲不振


XELOX療法(ゼロックス)(ゼローダ+オキサリプラチン)

分子標的薬を併用しない場合のオキサリプラチンベースの標準療法。CVポートが必要なく治療の利便性も高い。
点滴投与総時間
140分 (ゼローダ朝夕食後内服)
1サイクル期間
21日毎
総サイクル数
8クールまでを目安に投与
副作用
悪心、嘔吐、倦怠感、骨髄抑制、皮膚障害、手足症候群


ベバシズマブ(アバスチン)分子標的薬

2007年4月に承認された世界初の血管新生阻害薬です。 アバスチンは、この血管新生を促すためにがん細胞が分泌するVEGFというタンパク質に結合して、血管の新生を抑え、栄養を行き渡らせないようにして、増殖のスピードを低下させるはたらきがあります。また、がんそのものの異常血管を修復して正常化するはたらきもあります。FOLFOX、FOLFIRI、XEROX療法に上乗せして使う方法が世界的にも推奨されています。
点滴投与総時間
初回90分、2回目60分、2回目の投与で問題なければ、それ以降30分
副作用
出血、血栓症、消化管穿孔、血圧上昇


セツキシマブ(アービタックス)分子標的薬

2008年7月に承認された抗がん剤で、大腸がんを対象としたモノクローナル抗体です。アービタックスは、がん細胞が増殖するために必要なシグナルを受け取るEGFRというタンパク質を標的としています。アービタックスがEGFRと結合すると、EGFRは働けなくなり、シグナル伝達が遮断され、がん細胞は増殖できなくなります。単独でも使用されますがFOLFOX療法、FOLFIRI療法、XEROX療法との併用が増えている。
点滴投与総時間
120分
副作用
皮膚障害(発疹)(皮膚の乾燥)、悪心、下痢、倦怠感,間質性肺炎


パニツムマブ(ベクチビックス)分子標的薬

進行・再発の大腸がんを対象とした分子標的薬です。日本では2010年4月に承認された新しい抗がん剤です。がん細胞の表面に出ているEGFR(上皮細胞増殖因子)の受容体に自ら結合することで、がんの増殖を抑えるはたらきをします。パニツムマブは、完全ヒト化抗体であることから、注射投与中または投与後に現れるアレルギーによるトラブルが起こりにくいというメリットがあるとされています。遺伝子解析でK-RAS野生型の大腸がんで使用可能です。
点滴投与総時間
60分以上
副作用
皮膚障害、下痢、間質性肺炎


レゴラフェニブ(スチバーガ)分子標的薬

2013年3月に「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」を効能・効果として承認されたマルチキナーゼ阻害薬です。
副作用
手足症候群、下痢、食欲不振、倦怠感、発声障害、高血圧、発疹、
用法、用量(経口薬)
通常,成人にはレゴラフェニブとして1日1回160mgを食後に3週間連日経口投与し,その後1週間休薬する.これを1サイクルとして投与を繰り返す.なお,患者の状態により適宜減量する。


TAS-102(ロンサーフ)が切除不能大腸癌対象に承認獲得
(2014年5月26日発売)

治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌(標準的な治療が困難な場合に限る)を対象に、抗悪性腫瘍剤トリフルリジン、チピラシル塩酸塩(開発コード:TAS-102)の製造販売承認を厚生労働省から獲得したと2014年3月24日に発表しました。TAS-102の承認は全世界で日本が最初であり、国内で実施されたフェーズ2試験の成績などに基づいて行われた。
現在、進行再発結腸・直腸癌患者を対象とした国際共同フェーズ3試験(試験名:RECOURSE)を実施しています。
副作用
骨髄抑制、倦怠感、発熱、下痢、悪心、嘔吐
用法、用量
認められた用法・用量は、通常、成人には初回投与量(1回量)を体表面積に合わせて、トリフルリジ ンとして約35 mg/m2/回を、朝食後及び夕食後の1日2回、5日間連続経口投与したのち2日間休薬する。これを2回繰り返したのち14日間休薬する。これを1コースとして投与を繰り返します。

無料電話相談について フコイダン療法とは?

代替医療(統合医療)について

あくまでも西洋医学を柱として治療を進めていくことが一番望ましいことです。そうはいっても西洋医学ではどうしても乗り越えられない限界にぶち当たる事もあるかもしれません。そんな時は治療をあきらめるのではなく、可能性を見出していく力が大切です。

「フコイダン」は研究に基づいています

良いと言われるものでも科学的な研究によってその作用機能が解明されなければ、広く利用されるようになりません。九州大学ではパワーフコイダンを多くの方に役立ててもらえるよう研究が進められています。

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がんと向き合う後悔なき選択

吉田医院院長 吉田年宏 著作
「がんと向き合う後悔なき選択」