一般的にがんと呼ばれている病期は、医学的には悪性腫瘍または悪性新生物といいます。腫瘍とは腫れ物の意味で、これには悪性と良性のものとがあります。いぼやポリープも腫瘍の一種ですが、これらはある程度増殖しても、転移したり、浸潤したりして、他の臓器にまで悪影響をおよぼしたり、生命をおびやかしたりすることはほとんどありませんので、良性腫瘍と呼ばれます。
悪性腫瘍は発生する細胞の種類によって、がん腫と肉腫に分けられます。
がんは、ふつう特定の一つの臓器に発見されますが、なかには同時に二つ以上の臓器にできていることがあります。大部分は転移によりますが、転移と無関係に複数のがんができている場合もあります。また、一つのがんが治っても、新しいがんができることもあり、このようながんを多重がんと呼んでいます。多重がんの中で転移がんではなく、一つのがんが治療中、あるいは治療後に新しいがんができた場合は、これを二次がん(第2がん)といいます。
多重がんは増える傾向にあり、がん患者の約6%存在すると報告されています。多重がんは、乳がん、喉頭がん、咽頭がん、胃がんなど、比較的治りやすいがんに多いといわれています。
あくまでも西洋医学を柱として治療を進めていくことが一番望ましいことです。そうはいっても西洋医学ではどうしても乗り越えられない限界にぶち当たる事もあるかもしれません。そんな時は治療をあきらめるのではなく、可能性を見出していく力が大切です。
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